「白妖鬼」

  上:「白妖鬼」初出誌(画像は、11月連載終了号)(1)
  下:「白妖鬼」初刊本(2)

「白妖鬼」初出誌
「白妖鬼」初版本

                      書       誌

*未見の物が多数あります。誤り等がございましたらご教示いただければ幸いです。

 T.初稿版
  1.「探偵倶楽部」S27/4月〜5月、8月〜11月(初出)
  2.東方社 刊  S30/4月(初刊本)
  3.和同出版社 刊  「神津恭介探偵小説全集・8」  S33/4月
  4.桃源社 刊  「ポピュラー・ブックス」  S40/9月
  5.桃源社 刊  「ポピュラー・ブックス」  S42/9月(改装新版)
  6.桃源社 刊  「ポピュラー・ブックス」  S46/11月(改装新版)
  7.桃源社 刊  「ポピュラー・ブックス」  S49/1月
  8.桃源社 刊  「ポピュラー・ブックス」  S51/1月

 U.加筆・訂正版
  1.角川書店 刊  H1/5月(角川文庫)


 *これこそ、本当に私にとって正真正銘の幻の神津シリーズでした。光風社出版の「名探偵・神津恭介シリーズ」の一巻として予定されながら、未刊(正確には短編集「幽霊の血」と差し替え)に終ったときは本当にがっかりしたものです。理由は割合容易に想像がつきます。角川文庫版をお読みになった方はお気づきでしょうが、ある特定の政党(思想)に関して、かなり厳しい記述が見られるのですね。また、作者自身が出来映えに不満を感じており、頑強に復刊を拒んでいるという話もありました。結局その辺のところを加筆・訂正されて平成1年に角川文庫から刊行されるわけですが、現在、これもまた入手困難となっています。











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