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書 誌
＊未見の物が多数あります。誤り等がございましたらご教示いただければ幸いです。
１．「夕刊東奥」Ｓ２５／３月〜８月（初出）
２．東方社 刊 Ｓ３０／８月（初刊本）
３．和同出版社 刊 「神津恭介探偵小説全集・３」 Ｓ３２／１月
４．桃源社 刊 「ポピュラー・ブックス」 Ｓ４０／７月
５．桃源社 刊 「ポピュラー・ブックス」 Ｓ４２／１１月（改装新版）
６．桃源社 刊 「ポピュラー・ブックス」 Ｓ４６／６月
７．桃源社 刊 「ポピュラー・ブックス」 Ｓ４９／４月
８．桃源社 刊 「ポピュラー・ブックス」 Ｓ５４／５月
９．桃源社 刊 「ポピュラー・ブックス」 Ｓ５６／６月
１０．光風社出版 「名探偵神津恭介シリーズ・１１」 Ｓ５９／３月
１１．角川書店 Ｓ５９／１１月（角川文庫）
*この作品は、Ｓ５９年に光風社出版から復刊されるまで、私にとっては幻の神津物でした。あと、「悪魔の嘲笑」とか「白妖鬼」とかも。
近年ようやく、２と３を入手することが出来ましたが残念ながら２は帯なし、３はカバーすらありませんでした。なお、この作品は現在では新刊書店で入手は不可能です。
一番の読みどころは、恭介と主人公のオペラ歌手、水島真理子がただならぬ（笑）関係に陥るところかな。彼も木石ではなかったんですね。あと、「足跡のない殺人」という密室殺人のバリエーションが使われていますが、解決は某外国作家の作品と酷似しています。