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１．米初版：Harper&Brothers １９３３
２．英初版：Hamish Hamilton １９３３
３．米ペーパーバック初版：Penguin(American
Branch) １９４３
４．英ペーパーバック初版：Penguin １９４０
１．「妖女の隠れ家」 早川書房 刊 「ハヤカワ・ポケット・ミステリ２６４」 西田政治 訳
Ｓ３１／７月
２．「魔女の隠れ家」 東京創元社 刊 小林完太郎 訳
Ｓ３５／９月（創元推理文庫）
３．「魔女のかくれ家」 あかね書房 刊 内田庶 訳（調査中） *ジュブナイル向け翻訳（未見）
４．「魔女のかくれ家」 あかね書房 刊 「推理・探偵傑作シリーズ・６」 内田庶 訳
Ｓ４８／８月 *ジュブナイル向け翻訳
５．「魔女の隠れ家」 東京創元社 刊 高見浩 訳 Ｓ５４／４月（創元推理文庫） *（２）の改訳版
６．「妖女の隠れ家」 早川書房 刊 斎藤数衛 訳 Ｓ５６／９月（ハヤカワ・ミステリ文庫）
７．「魔女の隠れ家」 ポプラ社 刊 真崎義博 訳
Ｓ６１／３月（ポプラ社文庫） *ジュブナイル向け翻訳
*他に、学習雑誌の付録として刊行された物があるそうですが、情報が少ないため割愛しました。
コメント
*ギデオン・フェル博士の記念すべき初登場作です。チャターハム監獄の長官を、数代に渡って努めてきたスタバース家には、「家を継ぐものは、代々首の骨を折って死ぬ」という伝説があり、今まで幾人もその伝説どおり首を折って死んでいました。そして相続儀式の夜、またしても死者が・・・・・・。全編を妖しい雰囲気がつつむ作品。不可解な殺人、妖しい伝説、若い男女のロマンス、それに暗号解読までを絡めた贅沢な作品にしあがっています。冒頭に出てくる、「恐ろしく濡れそぼったもの」の正体があかされないのはマイナス点ですが、なかなかの佳作だと思います。ちなみに「魔女の隠れ家」とは、監獄にあった絞首台の別名です。