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１．米初版：William Morrow １９５０
２．英初版：William Heinemann１９５１
３．米ペーパーバック初版：Dell １９５３
４．英ペーパーバック初版：Pan １９５９
１．「わらう後家」 早川書房 刊 「ハヤカワ・ポケット・ミステリ４１２」 村崎敏郎 訳 Ｓ３３／６月 *１
２．「魔女が笑う夜」 早川書房 刊 斎藤数衛 訳 Ｓ５７／９月（ハヤカワ・ミステリ文庫）
*１ 「ハヤカワ・ミステリ総解説目録」（Ｈ５／８月：早川書房）の「著者索引」では、奥付の日付は１９５８／０５／３１と記載されていますが、実際（本に記載された奥付）には、Ｓ３３（１９５８）／６／１５と記されています。
コメント
*邦訳書は残念ながら両方とも絶版状態、匿名の悪意に満ちた手紙が村中にばら撒かれるという、我が国の横溝正史なども良く使った導入部で事件が幕をあけます。近年にわかに「バカミス」（この呼び方、私はあまり好きではありません）として注目を浴びてきた作品ですが、私個人の評価としてはかなり低い作品となっています（あくまでも個人的に、ですよ）。ミステリ作家が、思いつきだけで作品を書いてはいかんと思うのですよ、やっぱり。もしかしたら、カーの敬愛するチェスタトンの某短編からヒントを受けたのかもしれません。予断ですが私の友人は子供の頃、ホテルで夜中、作中の被害者（？）と同じ目に遭い泣き出したことがあるそうです。