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１．米初版：William Morrow １９４０
２．英初版：William Heinemann１９４０
３．米ペーパーバック初版：Pocket Books１９４５
４．英ペーパーバック初版：World１９５９
１．「九人と死人で十人だ」
「別冊宝石７０号（Ｓ３１／９月発行・第１０巻第９号）：世界探偵小説全集・２６ Ｃ・ディクスン＆Ｂ・ハリデー集」 旗森真太郎 訳
*ブレット・ハリディのニ長編、Ｐ・クェンティンの短編一編との合集。
２．「九人と死で十人だ」 国書刊行会 刊 「世界探偵小説全集・２６」 駒月雅子 訳 Ｈ１１／１２月
コメント
*私がひそかに、ディクスン名義の中期カーの作品の中で一番の傑作ではないかと思っている作品です。まずシチュエーションが素晴らしい！ ドイツのＵボートの魚雷攻撃におびえながら、イギリスに向う商船エドワーディック号の中で起きる殺人事件。登場人物たちは、魚雷攻撃と殺人者の両方と闘かわなければ（？）ならないのです。平和な時代を舞台とした、「盲目の理髪師」と読み比べてみても面白いかもしれません。翻訳も入手しやすいので、未読の方は一読をお奨めしておきます。