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１．米初版：William Morrow１９３７
２．英初版：William Heinemann１９３７
３．米ペーパーバック初版：Pocket Books１９４２
４．英ペーパーバック初版：Penguin １９５１
１．「孔雀の羽根」
「別冊宝石４６号（Ｓ３０／４月発行・第８巻第３号）：世界探偵小説全集・１２ ディクソン・カー篇」 妹尾アキ夫 訳
*宇野利泰訳「読者よ欺かるる勿れ」、阿部主計訳「めくら頭巾」（短）との合集。
２．「孔雀の羽根」 東京創元社 刊 厚木淳 訳 Ｓ５５／１２月（創元推理文庫）
コメント
*警官が厳重に見張っていた家の中で、頭部に焦げ目が出来るほどの至近距離から射殺された男。銃声の起こった直後、現場に踏み込んだ警官が見たものは、被害者の死体と凶器と思われるピストルだけで、犯人の姿は影も形もなかった・・・。 どうです？ 物凄く魅力的な事件だと思いませんか。 「警官が見張っている家」＝「密室」、「事件直後に踏み込んだが犯人の姿はない」＝「人間消失」、という二つの不可能犯罪が一度に楽しめる作品です。最終章でのＨ．Ｍ．の解決では、「手がかり」がどこにあったかが逐一指摘され、マニア心をくすぐる作品になっています。フェア・プレーに徹した佳作と言えるでしょう！