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１．米初版：William Morrow１９３５
２．英初版：William Heinemann１９３５
３．米ペーパーバック初版：Pocket Books
１９４０
４．英ペーパーバック初版：Penguin １９５１
１．「赤後家怪事件」
「別冊宝石１０号（Ｓ２５／８月発行・第３巻第４号）：世界探偵小説名作選・１ ディクスン・カア傑作特集」 島田一男 訳
*全体の五割程度の抄訳。高木彬光訳「帽子蒐集狂事件」、岩田賛訳「黒死荘殺人事件」との合集。
２．「赤後家の殺人」 東京創元社 刊 「世界推理小説全集・４４」 宇野利泰 訳
Ｓ３３／９月
３．「赤後家の殺人」 東京創元社 刊 宇野利泰 訳 Ｓ３５／１月（創元推理文庫）
コメント
*赤後家「ギロチンの間」に泊った宿泊者は、必ず翌朝原因不明の怪死をとげてしまう。そして今夜、また一人・・・・・・。 これだとただの密室殺人ですが、カーの凄いところは、被害者が数時間前に死んでいたにもかかわらず、部屋のなかから声を聞かせているところです。殺害トリックも独創性あふれるもの、文句なしにディクスン名義の初期の傑作と言えるでしょう。必読です（本も入手しやすいし）。ＴＶドラマ「ケイゾク」の第四（？）話、「泊ると必ず死ぬ部屋」でもこの作品が言及されていましたね。