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１．米初版：William Morrow１９３４
２．英初版：William Heinemann１９３５
３．米ペーパーバック初版：Pocket Books
１９４２
４．英ペーパーバック初版：Penguin １９５１
１．「修道院殺人事件」 雄鶏社 刊 「Ondori
MYSTERIES・１５」 長谷川修二 訳 Ｓ２６／１月 *１
２．「修道院殺人事件」 早川書房 刊 「ハヤカワ・ポケット・ミステリ２３９」 長谷川修二 訳
Ｓ３１／２月
３．「修道院の殺人」 東京創元社 刊 「ディクスン・カー作品集・４」 宮西豊逸 訳 Ｓ３４／９月
４．「白い僧院の殺人」 東京創元社 刊 厚木淳 訳 Ｓ５２／１０月（創元推理文庫）
*１ 「おんどり・ミステリー」は、「曲った蝶番」の項でもふれたように、「ソフトカバー」と「ハードカバー」の二つが存在する版があるのですが、この作品のハードカバー版は見かけたことがありません。出版されているのでしょうか？ ご存知の方、ご教示お願いいたします。
コメント
*被害者は「べらぼうな性的魅力」を備えたハリウッドの女優、彼女が「白い僧院」の「女王の間」で殺害されるが、建物の周りの新雪には、発見者の足あとしかない・・・。これが江戸川乱歩が激賞した「二次元の密室殺人」のシチュエーションです。ちょっと人物整理が悪く、会話場面などで混乱させられますがその解明は見事の一言！ 冒頭の「毒入りチョコレート事件」の真相（？）もなかなか盲点をついており、作品をひきたてています。前作とはがらりと趣向を変え、オカルティズム等を排し、「足跡のない殺人」の謎と真正面から取り組んだ傑作です。