「わが一高時代の犯罪」

　　上：「わが一高時代の犯罪」初刊本（２）
　　下：「宝石Ｓ２６／５月号：第６巻第５号」：「わが一高時代の犯罪」連載開始号（１）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　書　　　　　　　誌

＊未見の物が多数あります。誤り、追加等がございましたらご教示いただければ幸いです。

　　１．「宝石」Ｓ２６／５～６（初出）
　　２．岩谷書店　刊　　Ｓ２６／９月（初刊本）
　　３．東方社　刊　　Ｓ３０／６月
　　４．和同出版社　刊　「神津恭介探偵小説全集・２」　　Ｓ３２／１０月（「時計塔の秘密」と改題）
　　５．浪速書房　刊　「ナニワ・ブックス」　　Ｓ３７／８月
　　６．宝石社　刊　　「高木彬光篇：現代推理作家シリーズ・５」　　Ｓ３８／７月
　　７．集英社　刊　　「高木彬光・島田一男集：新日本文学全集・２１」　　Ｓ３９／７月
　　８．桃源社　刊　　「ポピュラー・ブックス」　　Ｓ４１／６月
　　９．光文社　刊　　「高木彬光長編推理小説全集・２」　　Ｓ４８／４月
　１０．東京文藝社　刊　　「輓歌：トーキョー・ブックス」　　Ｓ４６／４月
　１１．立風書房　刊　　「高木彬光名探偵全集・１」　　Ｓ５０／７月
　１２．角川書店　刊　　Ｓ５１／３月（角川文庫）
　１３．幻影城　刊　　「高木彬光：別冊幻影城・７」　　Ｓ５１／１０月
　１４．幻影城　刊　　「高木彬光：保存版別冊幻影城・７」　　Ｓ５２／７月
　１５．光風社出版　刊　　「幽霊の血：名探偵神津恭介シリーズ・１７」　　Ｓ６０／１月
　１６．光文社　刊　　Ｈ８／４月（光文社文庫）
　１７．角川春樹事務所　刊　Ｈ１２／１２月（ハルキ文庫）　*「輓歌」を併禄

　*冒頭の一文が郷愁を誘う一編。実際に旧制高校に在学しておられた方にはたまらない作品らしい。一応、「輓歌」との前後編という形を取っていますが、二編が同じ本に纏められるには発表から２０年近くかかりました（同時収録は(１０)が初）。上に挙げたうち、（２）と（５）は未見です。中編という位置付けのせいか、今までに単独での刊行はなくなにかしら併録作品が付されています。初版本とやっぱりナニワ・ブックス版が難物。文庫未収録の神津物短編「罪なき罪人」が収録された（３）もぜひ押さえておきたい一冊です。

「わが一高時代の犯罪」

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