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| （１） | （２） | （４）S55/9第８版 | （５） |
*「リラ荘殺人事件」と改題されたものには文頭に＃を付けました。
T．旧稿版
１．「探偵実話」Ｓ３１／９〜３２／１２：初出（画像は、１２月解決編掲載号）
２．光風社 刊 Ｓ３３／８月：初刊本
＃３．小説刊行社 刊 Ｓ３５／６月
４．春陽堂文庫出版部 刊 Ｓ３６／１２月（春陽堂文庫）
＃５．宝石社 刊 「鮎川哲也：現代推理作家シリーズ・３」 Ｓ３９／１月 *「青い密室」、その他作品論等を併録。
＃６．日本文華社 刊 「文華新書」 Ｓ４１／１０月 *「晴のち雨天」併録
７．春陽堂書店 刊 Ｓ５１／１１月（春陽堂文庫） *（４）の新装版。
U．改稿版
＃１．秋田書店 刊 「現代推理小説選集・３」 Ｓ４３／８月
＃２．廣済堂出版 刊 「ブルー・ブックス」 Ｓ４８／４月
３．立風書房 刊 「憎悪の化石：鮎川哲也長編推理小説全集・２」 Ｓ５０／８月 ＊「憎悪の化石」を併録（書影は「憎悪の化石」の項）。
＃４．角川書店 刊 Ｓ５１／１月（角川文庫）
５．講談社 刊 Ｈ４／３月（講談社文庫）
６．東京創元社 刊 Ｈ１８／５月（創元推理文庫）
*鮎川氏の著作の中で、「黒いトランク」と並び最も刊行点数が多いのがこの作品です。実に、初出を除いて１２種類もの刊本があります。新本格系の作家たちが揃ってこの作品に言及したせいか、現在でも講談社文庫版が入手可能です（新保教授の解説にも注目）。私の初読時の印象は、「面白いけれどなんか乗りきれない作品だ」といったところだったでしょうか。現在は（当然のことですが）ストレートな犯人当て作品としては、ほとんどパーフェクトの出来だと思っています。一番のお気に入りの場面は、メモの数字のミスリードのところ。何回読んでもうまいなぁ、と思ってしまいます。
*その後、講談社文庫版は品切れとなりましたが、本年（Ｈ１６）、「創元推理文庫」の１冊として再刊されました。