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書 誌
＊未見の物が多数あります。誤り等がございましたらご教示いただければ幸いです。
１．岩谷書店 刊 「宝石選書・１」 Ｓ２３／５月（初刊本）
２．岩谷書店 刊 「宝石選書・１」 Ｓ２３／８月 *１の再版本。江戸川乱歩「再版を祝す」を追加。
３．岩谷書店 刊 「岩谷選書・９」 Ｓ２４／９月 「白雪姫」を併録、作者自身による「後記」あり。
４．岩谷書店 刊 Ｓ２６／７月 「白雪姫」を併録。
５．岩谷書店 刊 Ｓ２８／７月 「白雪姫」を併録 *４の改装版、表紙絵が違います。
２４．扶桑社 刊 Ｈ１４／１１（扶桑社文庫） 「昭和ミステリ秘宝」 *「白雪姫」、「影なき女」、「鼠の贄」、「原子病患者」、「妖婦の宿」と、「巻末資料」として１及び２の「序」、「再販を祝す」、３の「後記」、随筆「探偵作家になるまで」が収録されている。
以上が、旧稿版です。
６．春陽堂書店 刊 「日本探偵小説全集・１２」 Ｓ２８／１２月（改稿版初版です）
７．河出書房 刊 「探偵小説名作全集・１０」 Ｓ３１／７月 *非神津物長編の「能面殺人事件」を併録。
８．和同出版社 刊 「神津恭介探偵小説全集・１」 Ｓ３２／９月
９．講談社 刊 「現代長編小説全集・４４」 Ｓ３４／１０月 *角田喜久雄との合集。
*この版より、最終章で犯人を撃つのが、神津恭介から松下英一郎に変更されています。
１０．東都書房 刊 「日本推理小説大系・８」 Ｓ３５／９月 *「妖婦の宿」と非神津物「殺意」を併録、島田一男との合集。
１１．浪速書房 刊 「ナニワ・ブックス」 Ｓ３７／１０月
１２．光文社 刊 「カッパ・ノベルズ」 Ｓ３８／５月
１３．講談社 刊 「現代推理小説大系・６」 Ｓ４７／３月 *「妖婦の宿」と、非神津物長編「破戒裁判」を併録。
１４．光文社 刊 「高木彬光長編推理小説全集・１」 Ｓ４８／５月 *非神津物長編「羽衣の女」を併録。
１５．角川書店 刊 Ｓ４８／１１月（角川文庫）
１６．筑摩書房 刊 「昭和国民文学全集・１５」 Ｓ４９／２月 *「妖婦の宿」を併録。大下宇陀児との合集。
１７．東京文藝社 Ｓ５２／３月
１８．筑摩書房 「昭和国民文学全集・２０」（増補新版） Ｓ５４／３月 *内容は１６と同。
１９．光風社出版 刊 「名探偵神津恭介シリーズ・１」 Ｓ５８／２月
２０．光文社 刊 Ｈ１／１０月（光文社文庫）
２１．ＳＯＨＯ ＰＲＥＳＳ 刊 １９９８ *神津シリーズ初の英訳本だが、忠実な翻訳ではなく名前の変更等が行われている。
２２．ＳＯＨＯ ＰＲＥＳＳ 刊 １９９９ *２１のペーパーバック版。表紙も２１と同じ写真が使われている。
２３．角川春樹事務所 刊 １９９９／１２月（ハルキ文庫）
２５．光文社 刊 ２００５／１０月（光文社文庫） *２０の新装版。エッセイ５編（「岩谷選書版の後記より」、「新稿の序」、「カッパ・ノベルズ版あとがき」、「探偵小説の作り方」、「『探偵作家になるまで』より 第三章 占われ記」）と、神津物の未発表作品「闇に開く窓」を併録。
*近年、やたらと切望されている初稿版ですが、実は古本屋さんの注目度も高いので、わりあいと入手しやすい本だったりします（まあ、競争倍率も高いでしょうし、高いお金も払わされますが（笑））。逆に、改稿版の方が初版本を見つけるのが年々難しくなっています。特に、カッパ・ノベルズ版は本を見るたびに奥付を開いてみるのですが、今まで初版本に出会った事がありません。また、意外なところで難物なのがナニワ・ブックス版。これも全然見たことがありません（高木先生の作品は、ナニワ・ブックスから結構出版されていますので泣き所ですね）。
（追記）その後、扶桑社文庫より初稿版が復刊されました（２４参照）。