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| （１） | （２） | （３） | （４）S57/1第６版 | （５） | （６） |
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１．中央公論社 刊 Ｓ３８／４月：初刊本
２．講談社 刊 「ロマン・ブックス」 Ｓ４０／１０月
３．立風書房 刊 「砂の城：鮎川哲也長編推理小説全集・４」 Ｓ５２／７月 *「偽りの墳墓」併録。
４．角川書店 刊 Ｓ５３／７月（角川文庫）
５．青樹社 刊 Ｈ８／８月（青樹社文庫）
６．光文社 刊 「鬼貫警部事件簿」 Ｈ２２／２（光文社文庫）
*前作から１８０度転換、再び鬼貫警部を登場させたガチガチのアリバイ崩し物です。メインのアリバイトリックは二つ、時刻表をフルに活用したものと、週刊誌を使ったもの。私個人の好みでいうと断然後者です。冒頭の、鳥取砂丘の砂から、被害者である女性の足が「生えている」場面が鮮烈なイメージを与え、一気に物語の中へ読者を引き込んでいきます。なお、初刊本にはかなりのミスがあるそうですが、ロマン・ブックス版に収録されるに伴い大幅な加筆訂正が行われました（詳しくは（５）の山前譲氏による解説を参照してください）。