散 財 日 記(2001年5月)
5月30日
50000アクセスありがとうございます&逃がした獲物
本日当店は50000件アクセスとなりました。本当にありがとうございます。
「逃がした獲物」といっても古本ではありませぬ。今日は一年に一度の職場の恒例ボウリング大会。相変わらずのダメダメ企画なんだけれど、1等の賞品がまだ持っていないホットプレートだと聞いて俄然やる気になってきた。で、鬼神のようにボールを投げまくるオレ。一ゲームめは167、二ゲームめは164とまあまあのスコアーをだし、待つのは表彰式ばかり。ところが最後でまくられて結局3位、ああ、また家で焼肉パーティの夢が遠ざかってしまいましたとさ(っていうか、古本ばっかり買ってないでホットプレートぐらい買えよ>オレ)。
忙しさにかまけていて、定期購読している本を書き忘れてました。
ヘンリー・ウェイド「警察官よ汝を守れ:世界探偵小説全集
第34巻」(国書刊行会)
がそれ。聞くところによれば、ウェイドのフーダニット物の中では最高の出来栄えだとか。時間があるときにゆっくり読むことにしましょっと。
よしださんも日記で書いておられるけれど、今になってレンビで借りてみている「仮面ライダークウガ」が面白い。なんか、ミッシングリンクテーマのミステリドラマを見てるようです。しかしこれ、子供にわかるのか?
(今日の購入冊数:1冊/今年買った本:484冊)
5月28日
久しぶりの古本屋
「週に3回」なんて書きながら、5日間もさぼってしまいました。ごめんなさい。
今日、初めてウィルス・メール(らしきもの)が届いた。「無題」で、「添付ファイルをクリックするとあらゆるウィルスに対するワクチンソフトが入手できます」なんて書いてある。ばぁっか、なめんじゃねえよ。そんな手に誰が引っかかるかい。ソッコーでゴミ箱に放り込んでやりました。
さて、今日は19時には職場を出られたので、O市のリサイクル本屋を回るべく車をO市へ。「一週間も行ってなきゃ少しは買うもんもあるでしょ」と、ほんのちょびっとの期待を胸に、最初はブックマーケットへ。でもここははずれ、1冊も買いたいものがありません。そして今度はブックオフへ。まずは新書判の棚から見始めたんだけれどまったくのスカ。ほんとにダメだコリャ。でも100円文庫の棚で、結構探していた
柳瀬尚紀 編訳「猫文学大全」(河出文庫)
が見つかったので少し満足。収録作家はハックスレー、ウッドハウス、ジェイコブス、トゥーエン、キプリング等々、なかなかおいしいところが揃ってます。大和書房から出た元版は買い逃していたんだけれど、安価で買えてよかったなぁ(実は文庫落ちしてるのは知らなかった)。続いて¥100単行本の棚から、最近ミステリの自費出版本(?)を結構出している「新風舎」の
小田牧央「ピエロめざめよめざめよピエロ」(新風舎)
なる本を見つける。帯の「弱冠20歳、期待の俊英が今、ミステリーの新しい扉を開く」の文句に惹かれ購入。果たして面白いんだろうか? ここではあと、
逢坂剛「カプグラの悪夢」(講談社)→岡坂神策物の短編集。
を購入。続いて、ほんだらけに向かうも1冊も買わず、その対面にある新刊書店へ。レジで、定期購読している
ウィルキー・コリンズ「アーマデイル(中):コリンズ傑作選
第7巻」(臨川書店)
を渡してもらい、文庫棚のところへ行くと
天藤真「雲の中の証人:天藤真推理小説全集
第15巻」(創元推理文庫)
「創元推理21:2001年夏号」(東京創元社)
の2冊が平積みになっていた。天藤は言うに及ばず、「創元推理21」の方も、「渡辺啓助/温」の特集じゃ買わなきゃならんでしょ。芦川澄子の短編も載ってるしね。
ふー、どうやら今月は100冊いかないですむかな・・・・・・。
(今日の購入冊数:6冊/今年買った本:483冊)
5月23日
激務!
成田さんのHPで、H(○林)文庫? の目録が発行されたことを知る。毎回買ってるのに、なんでオレのところには届かんのじゃ! ファックスで催促かぁ?
もうとにかく忙しくて、古本屋にも行けず読書もできないという状態が続いております。特に職場の端末機、二台で同じプログラムとデータを使い、まったく同じ処理をしているのに演算結果が食い違うとはいったいどういうわけだ? おまけに小学生相手の「出前授業」なるものも始まり、明日は小学生の前でいろいろと実験をしたり説明をしたりしなければならない。ああ、オレはもう駄目かもしれません・・・・・・。
(今日の購入冊数:0冊/今年買った本:477冊)
5月22日
力が欲しいのならくれてやる・・・・・・。
「猟奇の鉄人」の掲示板でkashibaさんが走りまくっている。幸せそうでいいなぁ・・・・・・。
時間外の会議があったので終業後隣町のO町へ。途中にある新刊書店をふとのぞくと皆川亮二「ARMS」が平済みになっていた。「そういえば5巻までしか買ってなかったっけ」と何冊か手につかんでレジへ。というわけで、本日の購入はマンガ本、
皆川亮二「ARMS:第6巻〜第10巻」(小学館:サンデーコミックス)
でございました。
個人的には「力」はあんまり欲しくないけど「○○」が欲しいなぁ・・・・・・。
「週に3日」とか言いながら毎日更新してるよね・・・。
(今日の購入冊数:5冊/今年買った本:477冊)
5月21日
新規開店
家賃を払い忘れていたことに気づきO市にある大家さんちに。飯時にぶつかると悪いので(いつもご馳走になってしまうのである)、時間調整に先週の土曜日に開店したばかりのリサイクル系「S」書店に寄ってみる。実はこの「S」書店、O市には初めての出店だけれど、隣のI県には何店か店があり寄ったこともあるんだけれどこれがまったくのスカ、当然今度のO市店にもまったく期待は持てません。で、案の定、店に入るとスペースの2/3はエロエロ関係(女子中学生の使用済みセーラー服なんかも売ってます・笑)。おまけに本の方も9割がたマンガと古雑誌、単行本と新書と文庫を合わせても棚4段分くらいしかないぞ! 結局何も買わずに早々に撤収、やっぱりダメだったな。
口直しに「ほんだらけ」へ車を向ける(どうぜこっちだって買うものなんかほとんど見つからないんだけどさ)。まずは海外文庫の棚で
P・シニアック「ウサギ料理は殺しの味」(中公文庫)
を見つける。う〜ん、てっきり角川文庫だと思っていたわい。どうりで見つからないはずだよ。続いて
戸川昌子「緋の堕胎」(双葉文庫)→全6編収録の短編集
があったのでこれも購入する。う〜む、ホントにどうってことない収穫だよなぁ・・・・・・。
家賃を払って少し駄弁って帰宅すると、ポストの中には黄色い封筒が。昨日報告した「J」さんからのブツ、生田直親「愛と死のスラローム」でありました。帯の宣伝文句は「青春推理スキー小説!」、でもジュブナイルではないみたい。あと、岐阜県の「K」書房から目録。大衆雑誌でちょっと変なものも載っているけれど、ミステリでは欲しいものは全然載っていない。注文はしないと思います。
(今日の購入冊数:2冊/今年買った本:472冊)
5月20日
購入本&イタダキ本
いろいろとごちゃごちゃしていたせいで、いただいた本をすっかり失念しておりました。いただいたのは、
城昌幸「城昌幸集:怪奇探偵小説傑作選 第4巻」(ちくま文庫)
山田風太郎「夜よりほかに聴くものもなし:山田風太郎ミステリー傑作選
第3巻」(光文社文庫)
の2冊であります。ありがとうございますありがとうございますありがとうございます・・・・・・。貧乏公務員にはありがたいっす。
あと、久しぶりにネット古書店の「J」さんへ注文を入れる。ブツは
生田直親「愛と死のスラローム」(講談社)
一応「送付しました」メールが届いたんだけれどまだ未着、たぶん月曜日には届くことでしょう。ちょっとジュブナイルみたかったので購入してみました。
昨日はレッズ戦を観戦に浦和に行ったんだけれど、なぜか道が込んでいて着いたのは試合開始直前、古本屋も回れずおまけに試合にも負けて踏んだり蹴ったり。お願いだからちゃんと「サッカー」してくれよ!
(今日の購入冊数:3冊(含イタダキ本)/今年買った本:470冊)
5月17日
フリーマンとクロフツがいっぱい
かつろうさんの「風読人」でも話題にのぼっているので、そちらを見ている方にはもはや周知の事実なんだけれど、イギリスのHouse
of Stratusという出版社から、渋めの英国作家の作品がpbで次々と復刊されている。特に上に挙げた二作家は全作品が復刊されるらしい(クロフツのほうは復刊済み、フリーマンは途中ね)。クロフツは邦訳された全作品と未訳の2作品を原書で所持しているので何とか我慢できたけれど、フリーマンと聞いては黙っちゃおられません。早速登録を済まし検索をかけてみると・・・・・・、うわぁ、あるわあるわ、ドキドキするような書名が並んでますねぇ。フリーマンは実は細々と外国の古書店などからハードカバーを購入していたんだけれど、このごろ価格が急騰しまったく手が出なくなっていたんでこういう復刊はうれしいねぇ。とりあえず、既刊本の内から所持していなかった、
R・A・Freeman "Helen Vardon's
Confession"(House of Stratus)
〃 "Mr Pottermack's Oversight"( 〃 )
〃 "Mystery of 31 "New Inn""( 〃 )
〃 "Shadow of the Wolf"( 〃 )
の4冊を購入する。なかでも"Shadow
of the Wolf"はハードカバー版ではなかなか見かけないレアタイトルなんで、pbとはいえ安価で入手できて嬉しいぞ! 6月にも何冊か刊行予定があるみたいだし(シリル・ヘアーも全冊復刊されるみたい)、しばらくの間、この出版社から眼が離せませんなぁ。
(今日の購入冊数:4冊/今年買った本:467冊)
5月16日
F田屋T木店古書市&O市ブックオフ定点観測
店主の都合で勝手に日記を休みましてスミマセンでした。なお、思うところがありまして、今回から不定期更新とさせていただきます(一週間に3回ぐらい)。ご了承くださいませ。
仕事も一段落つき、昨日はまだデパートが開いている時間に帰れたので、帰路途中、F田屋T木市店によって食糧の買出し。で、ふと催事の案内掲示板に目を向けると、そこには「5/16日から古書市」の文字が! よっしゃ、仕事帰りに寄らなくちゃ、と早速本日寄ってまいりました。でも、田舎の古書市らしく品揃えは激ショボ、全然買うものがないぞ! 知り合いの古本屋のオヤジがレジにいたので、挨拶代わりに
エリック・アンブラー「薔薇はもう贈るな」(早川書房)
のみ購入し、さっさと退場。野村胡堂「池田大助捕物控」なんていう仙花紙もあったんだけれど、ちょっと高かったのでパス。帰り道、う〜む、「散財日記」再開にしてはショボいよなぁ、と思いO市のブックオフまで足を伸ばすことにする。ちなみにこの店は10日ぶりであります。おお、海外文庫の棚がちょっと増えてるぞ。まず、勁文社文庫から出ていた、H・ウォーの「私立探偵サイモン・ケイ」シリーズが3冊ほど目にとまったので購入することに決める。ちなみに3冊ともダブリであります。どなたか欲しい人いらっしゃいます?
d:ヒラリー・ウォー「パーク・サイドの殺人」(ケイブンシャ文庫)
d: 〃 「麻薬密売人殺し」( 〃 )
d: 〃 「十年目の対決」( 〃 )
ちなみにこのシリーズ、全然面白くありません(笑)。
あと買い逃していた文庫を3冊ほど。
サイモン・ブレット「毒殺は公開録画で」(角川文庫)→俳優探偵パリス物
カート・キャノン「よみがえる拳銃」(早川HM文庫)→1冊目の短編集はまだ持っていない。
J・H・ワトスン&R・コリンズ「シャーロック・ホームズ対オカルト怪人」(河出文庫)→ふー、ようやく¥100で見つかったぜ。ちなみに、(作者は違うけれど)河出でもう1冊出ていたホームズパスティッシュ「ホームズ対ドラキュラ」はえらく面白かった。
ふぅ、久しぶりに古本屋に行ったけれど、やっぱ楽しいなぁ・・・・・・。
(今日の購入冊数:7冊/今年買った本:463冊)
5月13日
「10日ばかりお休みします」と書いたんだけれど、ネット・ミステリ界を震撼させる出来事が起こった(ちょっと大げさかな?)んじゃ、書かなくちゃなんないやね。
kashibaさん
ご結婚、本当におめでとうございます!
それにしても、皆さん書いておられるとおり、あの古本屋行脚&更新ペースでデートしたりプロポーズしたりする時間が良く取れたもんですなぁ。kashibaさんてば、もしかして某フランス皇帝の生まれ変わりなんかじゃないでしょうか?
ちなみにオレの方の休業の訳は、仕事が超多忙になったからであります>よしださん。全然色っぽくなくてスンマセン。ちなみにここ一週間は本屋に行ってないし、本もまったく読めないぞぉ。ちなみに昨日今日と家でぼーっとしておりました・・・・・・。
というわけで、またしばしのお別れでございます。どうか当店を見捨てないでくださいませ。
(7日〜今日までの購入冊数:0冊/今年買った本:456冊)
5月 7日
まずちょっとお知らせを。実は止むを得ない事情で、10日ばかりどうしても「BAR黒白」を休業しなければならなくなってしまいました。ご来店いただいている皆様には申し訳ないのですが、ご了承いただくようお願いいたします。再開予定は5/17です。掲示板のレス等も遅れると思いますがご勘弁ください。
帰宅すると外国郵便が届いていた。先日書いた、カー「疑惑の影」の米初版ジャケットつきの到着であります。ちなみに当方にジャケットなしの初版本がダブってしまいました。もしご入用の方がありましたらご一報ください。もちろんジャケットのカラーコピーをお付けします。帰宅後新章文子「危険な関係」を何の気なしに読み始めたんだけれど、これがものすごく面白い。急遽「マイナー作家の部屋」に追加することにしました。「オイオイ、新章がマイナーかよ」って突っ込みはしないようにお願いいたますね(笑)。
仕事もまた忙しくなって全然古本屋に寄れません。古本ネタがなくてごめんなさい。
今日読んだ本:新章文子「危険な関係」→感想はこちら。
(今日の購入冊数:0冊/今年買った本:456冊)
5月 6日
ああ、連休が終わっちまうよぉ・・・。
今日は浦和へレッズ戦を観戦に。連休で金を使いすぎたので古本屋には寄らずにまっすぐ球技場へ。試合は前半楽勝ペースも後半2点を返されヒヤヒヤの展開に。でも4−2で何とか勝ち連休を気持ちよく終えることができたぞ!
さて明日から仕事だ・・・・・・・・・・。
(今日の購入冊数:0冊/今年買った本:456冊)
5月 5日
今日は「子供の日」かぁ。WOWOWでやっていた「ゴジラ・ミレニアム」を何とはなしに見る。しかし、平成「ガメラ」シリーズと比べるとこっちの方はお粗末ですなぁ。
本当はNiftyのFSUIRIオフに参加する予定だったんだけれど、家族関係でどうしても出なければならないイベントが入ってしまったため断腸の思いで出席を取りやめ。午後いっぱい付き合わされる。おかげで古本屋にも行けなかったぞ!
夜、録画しておいた「逮捕しちゃうぞ」を見ていると、なんと今回は自動車消失ネタであった。しかもそのトリック(?)が大阪圭吉の某短編そのまんま。思わず笑っちまいました。ちなみにオレのお気に入りの自動車消失ネタは、連城三紀彦の「暗色コメディ」。初稿版のトリックがフットレルの某短編と同じだったということであとの版ではトリックが違ってます。
明日はまたサッカー観戦、浦和に行くぞぉ。
古本ネタがなくてすみませんね。
(今日の購入冊数:0冊/今年買った本:456冊)
5月 4日
なんか一日中だらだらと過ごしてしまった。何もやる気が起きず怠惰な一日でありました(ああ、休みはあと二日・・・)。
(今日の購入冊数:0冊/今年買った本:456冊)
5月 3日
先月の29日に引き続き、今日も国立でサッカー観戦。連勝中のジュビロをなんとしても止めなければならん! けれど良かったのは試合開始当初の15分間だけで、それからは全然ダメ、中盤を完全にジュビロに支配され試合は一方的に。しかし、福西って良い選手だよなぁ。わが浦和レッズには全力疾走している選手が小野だけなんだもの。勝てっこないよね。あまりの情けなさに後半の44分を回ったところでスタジアムを出てきてしまいました。情けないなぁ・・・・・・。
(今日の購入冊数:0冊/今年買った本:456冊)
5月 2日
昨日の夜、朝の5時までスパロボα外伝をやっていたため起床はお昼過ぎ、ああ、せっかくもらった休みが・・・・・・。
昼飯を喰いがてら、近くにある古書店「L」へ。相変わらずの品揃えにあまり買う気も起こらず文庫本を2冊拾ったのみ。
松本清張「高校殺人事件」(文春文庫)→ジュブナイル。買いなおしね。
開高健「片隅の迷路」(角川文庫)→どっかのガイドブックに載ってたんで探していたもの。
連休中、たくさん本を読もうと思っていたんだけどなかなか読めないなぁ。
(今日の購入冊数:2冊/今年買った本:456冊)
5月 1日
今日は留守番役のため出勤、ああ、かったるいぞ・・・・・・。
帰宅するとポストに封筒が二つ。
神津FC会報「らんだの城通信第44号」
と、「B」古書目録第11号であります。「B」古書目録の方は、専門店のM書店が出品しているんだけれどありふれたものばかり、これじゃ注文しなくてもよいなぁ。1冊だけべらぼうに安い戦前物があり、こちらには試しに注文を入れてみようか?
夕飯を食っていると宅急便の到着、おうおうおうおう、来ました来ました。「海辺の悲劇」! それにしても、予想以上に薄い本だよなぁ。安く買えてよかったぞ(笑)。というわけで、久しぶりに「鮎川短編細目」に画像を加えました。明日は休みを取ったので掃除しなきゃね・・・・・・。
(今日の購入冊数:1冊/今年買った本:454冊)